ゆっきーのローカルを巡る世界一周

元風俗嬢の世界一周。このブログはフィクション

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静かな南国リゾートでニートになろう【サシンプラ】

昨日早く寝たから、朝日が見れる。

 

というか朝日を見るために今回は目覚ましをセットしていたのだ。

 

Sathingphraの朝日も素晴らしかった。心なしか日本の朝日よりデカい気がするのは何でだろう。そういえば私、海から昇る朝日を日本で見たことあったっけ?

かなり感動する。

 

牛を引いているオジサンがいた。食用の牛だろうか。それともペットだろうか。

 

 

昨日吠えてきた犬たちは朝は穏やかだった。なんか砂浜を駆け回ってじゃれ合っている。朝日をバックに思わず写真ををとった。

 

ファン『これからどうする?ハジャイに行く?』

私『どっちでもいいよ。ファンはどうしたいの?』

ファン『俺はもう少しここにいたい…。ここ好きなんだよね』

私『じゃあ延長しようか』

ファン『5日間ぐらい滞在しよう』

私『は!?』

 

思わず、は?と言ってしまった。だってここはシートもパラソルもないし、海なんて濁ってるのに。かくいう私もここは嫌いではないが。

人も少ないし何も無くてのんびりしていて、ロングステイが心地よいのは間違いない。でも、5日間もいるなら絶対フアサイの方がよかった。何より人が良かったから。

 

 

二人旅をしていると、人の好みって違うんだなんだなと思わされる。

 

 

 

『分かった。5日間過ごそう』

 

 

 

そういうしかない。バイクは彼のものだからだ。バイクがないとここから出れないし、彼の力でここまでこれたから、それぐらいは従うつもりだった。

そもそも私の旅は期間なんてないから、ここでのんびり滞在しても何も問題はなかった。

 

 

 

こうして5日間のサシンプラ滞在が始まる。

 

ほとんどダラダラしただけ。中身はないし書くことはあまりない。まとめて書く。

 

 

 

 

5日間も同じこの狭い場所に滞在するのだから、私の行動は自分の勝手にさせてもらう気満々だった。ファンもそのつもりなのか、各自まったりしていた。

 

ファンは泳いだり、KINDLEで読書したり、ビューティフルワイフとビデオ通話したり。

 

私は木のベンチで寝そべったり、英語の勉強したり、YOUTUBEでアニメを見たり、KINDLEで漫画を読んだりしていた。つまり昼間のパタヤ同様の生活を送っていた。

 

たまに『ご飯食べにいくけどどう?』とか誘い誘われの感じでファンとは一緒に過ごしていた。だいたいは一緒に食べに行っていたが、気分次第では行かないときもあった。それでも変な感じにならないから、ファンはすごい理解できる人間だと思う。

 

 

この時のストレスは夜のノラ犬のみだ。本当にこれだけ。彼らにとって私たちはカースト下位なのだろう。怖すぎた。

 

田舎の夜は早い。街灯もないしお店もすぐ閉まる。ノラ犬対策もあり、8時以降は外には出なかった。とはいえYOUTUBEが好きすぎるから寝るのは遅かったが。それでも最高の朝日をみようと毎日早起きをしていた。で、見たらまた寝ると。

 

 

 

そんな生活を続けていた4日目の夜、私はファンに尋ねた。

『明日ここをでるの?』

『まだ俺はここにいたいな。良いところじゃない?』

『良いところ!!』

 

そう、やっぱりここは”良いところ”だった。もう完全に抜けだせないでいた。これではダメ人間になりそうだ。

 

のどか過ぎて最高だったのだ。

 

 

 

で、ファンは

『あと1週間は過ごしたい』と言い出した。

『さすがにあと1週間は長すぎ!!プーケットはいかないの?』

『もちろん行くよ。でもこういう素晴らしいところは出来るだけ長くいるべきだよ!』

『あい』

 

 

 

そしてプラス一週間いることになった。予想外すぎる

でも全然OKだった。こういうニートみたいな生活慣れてるし。てか夜の仕事辞めてから世界一周するまでこういう生活をしていたし。てか私ニート愛しているし。

 

パタヤではパートナーがいて、少しの縛りとストレスもあって躁鬱もあったけど、ここサシンプラの南国ニート生活はストレスフリーだった。

 

ドラマ、アニメ、漫画、どれも最高だった。もちろんここのヤシの木と海と朝日も良かった。

 

でも、私はもっと見たいところや行きたい国がある。滞在9日目で、私の好奇心は怠惰な生活を凌駕していた。

 

9日目の夜ファンに言った。

『明後日にはここ出よう!私はマレーシアに行きたいから!!』

『分かった。そろそろここ出ないとね。タイの滞在日数に限りはあるし』

 

やっとサシンプラから抜け出せるぞ。

 

 

まとめて書いたのもあってか、随分とからっぽの生活のように思える(実際そうなのだけど…)

 

でも、いつか再びこんな場所でまったりできる機会はそうそうないはずだ。

だから正解だったかなと思うのだ。

 

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