バイク旅終了【ハジャイ】
今日でサティンプラの宿をチェックアウト。
昨日ブログにコメントくれた方曰く、『サティンプラ』という読みが正しいらしい。そんなことより、この町を知ってる人がいることに衝撃だ。
サティンプラはもうお腹いっぱいだった。もう満足だ。
ちょっと寝過ごして日の出が見れなかったが、ギラついてる朝日も最高である。
ファンはもう外にいた。
『おはようございます』
『オハヨウゴザイマス』
今日、わたしのバイク旅の最終目的地であるハジャイにいく。
そして私とファンはハジャイにてお別れとなる。そのハジャイは、ここから70kmほどの距離にある、かなり近いのだ。
言葉が通じないからチェックアウトタイムが分からなかったが、私たちは屋台のタイラーメンを食べた後、10時までまったりしていた。
「じゃあ、行こうか」
ついに出発。
長かった。かなり居心地がよかったサティンプラ。カオサンロードで沈没することを考えていた時期が今となっては懐かしく思える。結局カオサンは雰囲気に圧倒されてしまって長居はできなかった。
それが今ではこんな素晴らしい場所を発見できて、そしてまさかまったり滞在できるとは思わなかった。
もはやこのタイ南部の海沿いの道は見飽きた景色だけど、やっぱり少し寂しさを感じる。
ハジャイまでは小さな島を経由する。
その島へ渡る橋の前に、ワットポーの寝そべってる黄金の像と同じものがあった。
バンコクのそれと比べると完成度が低いけど結構大きい。そして寝そべってるからやっぱり偉そうに見えてしまう(失礼) てか実際偉いのか。
まさかここにもあったとはね。
橋を渡る最中に海が見える。サシンプラ以上に海の色は濁っていた。フアサイのビーチは絶妙なところにあったんだなと再認識。
島を越えるとハジャイはもう近い。
次第に自然が少なくなり建物が増えてくる。
ハジャイはタイ南部最大の町といわれてるが、それも納得できる。
とうとうハジャイに着いてしまった。
早すぎる。今回も二時間程度で着いた。
バイクを降りた後『今までありがとう、楽しかった』と言ってせめてもの感謝をファンに伝えた。
とはいっても、ファンもハジャイに一泊するからまだお別れではないのだけど。
『バイク旅楽しかった?』
『最高だった!』
ハジャイは物凄い都会だ。バンコク程ではないけど、バンコクの次ぐらいに都会かな。
マクドナルドも当然あるし、でかいモールだってある。
私たちは中級ホテルに泊まった。3000円程度。ファンは特に貧乏旅行をしているわけではないので、こういうホテルに泊まることになった。
これから続く長い旅の為というよりも、これから先の人生のことを考えると、あまりお金を使いたくはなかった。しかし、たまにはこういうところにも泊まってもいいかなと思う。バイク旅、結構頑張ったしね。
冷静に考えて、3000円だしてそれなりのホテルに泊まれるってすごいことだ。日本ではありえない。
お昼ごはんはマクドナルド。東日本ではマック、西日本ではマクドと呼ぶ。
マクドナルドは嫌いではないのだが、断然タイ料理のほうが好きだ。
お昼の後はハジャイをバイクでさらーっと見るのだけど、ハジャイはあまり見どころがない。
ハジャイはテロがたまーに起こるからか、警察官が多い。
タイ南部では、日本では報道されないテロが度々起きている。これはイスラム過激派の連中が独立を求めて爆破しまくっているらしい。それでもハジャイはテロが少ない方で、もっと南の方の国境近くはかなり危険ゾーンだという。外務省も渡航しちゃダメって言ってる。
そして最近、スラタニとプーケットでもテロが起こったらしい。自分が行ったところでテロが起きるとか怖すぎる。テロの時代に世界一周をしているということを自覚しなければ。
夕ご飯は何が食べたい?と聞かれたので『タイ料理』と答えた。もうすぐでタイ旅が終わるから飽きるまで食べておきたかった。少し高めのレストランでタイ料理を食べたかったが、結局安いガパオライスを食べた。
でも美味しい、やっぱりアジアの味がした。
”アジアの味”・・・うまくいえないけど本当にアジアの味がするのだ…
『ファンはこれからプーケットに何日滞在するの?』
『分からない。』
『ほかの国には行かないの?』
『行かない。タイで終わり。働かないといけないから。』
『へえ~』
『ゆっきー韓国に来てよ。歓迎するよ。うちに泊まってもいいよ』
『奥さん怒るんじゃないの?』
『分からないなぁ。怒ったらホテル泊まればいいよ(笑)』
『怖いんだけど(笑)』
『そうだよ、怖いよ(笑)まあ、そんなに韓国が好きなら俺が休みの日にきてくれれば案内するよ!』
旅中の過剰な言葉のリップサービスにより相当の韓国好きに思われてしまった私。
でも韓国でサムギョプサルを昔から食べたかった。新大久保の韓国料理は好きだし、韓国で韓国料理が食べてみたい。
そして、わたしはファンと仲良くなって韓国が好きになったのは確か。本当の韓国ファンになろうかな。ファンだけにね。
私『明日何時にハジャイ出発するの?』
ファン『起きて準備してから行くよ』
私『じゃあ朝ごはん一緒に食べようよ』
食べた後は部屋に戻って就寝した。
夜が明けて朝7時に起きた。ファンに連絡するとすでに起きていた。
『オハヨウゴザイマス』
『おはようございます』
ファンと会う。ファンは荷物を全部を持ってチェックアウトした。わたしたちは屋台のタイラーメンを食べることにした。
食べ終わってファンを見送る。
『本当にありがとう。楽しかったよ!気を付けて旅をしてね!』
『ゆっきーも気を付けて。サヨナラ!』
『さよなら~』
バイクで去っていくファン。一気に寂しくなって涙が出てくる。
でも一人になったけど、一人になれて少しホッとしたところもある私 ←カス
ともあれ、ファンのおかげでかなり攻めることができたタイ南部旅だった。普通のバックパッカースタイルでは絶対いけないような凄いところにも連れて行ってもらえた。ほんとに楽しかったよ。
顔はイケメンとはいえないけど、優しくて頭が良くてコミュ力があるファン。総合的にはイケメン。
ナイスだったぜぃ!(^^)/
【スポンサーリンク】