ゆっきーのローカルを巡る世界一周

元風俗嬢の世界一周。このブログはフィクション

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パタヤの夜の顔

日が落ちて、パタヤは夜になった。

 

 

お腹も減ったので、近くのお洒落なイタリアンレストランに入ってディナーをとる。ここのレストランは、この旅始まって以来の高級感漂うレストランだ。

 

とはいえ、メニューを見るとそこまで高くはない。やっぱり所詮はアジアのマイナーリゾート価格。

 

 

 

そして、私の身なりが場違いであることに気付いたのは、椅子に座ってからだった。この格好で、そしてスッピンで、しかも女一人で、このセクシーなイタリアンレストランでディナーを食べることはきつかった。周りの視線を意識してしまう。

 

 

カルボナーラを食べたが、あまり美味しいものではなかった。オイル味しかしないただのパスタ、といったようなものだった。もしかしたらサイゼリアの方が美味しいかもしれない。

 

 

 

 

8時になって、わたしはウォーキングストリートに向かうことにした。

ウォーキングストリートは、夜のお店が集まってる歓楽街。

 

 

 

 

 

 

パタヤは、ベトナム戦争時にアメリカ軍の保養地のために開発されたリゾート地だ。それに伴って夜のお店も沢山作られ、女性が流れ込んできたという。今もたくさんの夜のお店や嬢が、ここパタヤにはあるのだ。

 

 

そして、白人とタイ人のカップルが多いこと。パタヤの街を歩いているとそこら中で見ることができる。その異様な光景に驚いてしまうし、勝手に目のやりどころに困ってしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウォーキングストリートに向かうまでに、ビーチ沿いの道を歩いたのだが、これがまた物凄い光景だった。

なんと、道の脇に女性がたくさん立っている。それがもう何十人なんて規模ではない。夕方には彼女たちはいなかったはずだ。

 

どうやら夜8時ぐらいに彼女たちは現れだすらしい。

 

 

そして、その女性たちは、“一日限りの彼氏”を探している。そこに立ち、男が通りすぎるたびに、声をかけて誘うのだ。

 

 

 

 

この時私が思ったのは、案外イケそうだなというもの。ただの冷やかしかもしれないが、それなりに男と女が仲良く話し込んでいるのを目撃した。 

  

ここなら私も参戦できるかもしれないと感じた。薄暗く目立たないこの環境であれば、こんな私でも紛れ込むことはできなくはなさそうだ。

 

わたしはこのときスッピンで女子パッカー崩れのような服装であり、今日は様子見としてじっくり観察するだけだった。

 

 

 

 

 

 

 

海沿いをずっと歩くと、ウォーキングストリートに着いた。少しためらいながら、頑張ってストリートに入る。中国人の団体旅行客を発見したので、一体化するように後ろに付いて歩いたが、すぐにそこから離れることにした。それほど、ウォーキングストリートは観光地化されており、女一人でも入りやすい印象を受けた。バンコクの歓楽街に比べると敷居がものすごい低いのだ。

 

 

 

わたしはストリートを往復した。入ってはないけどお店の形態もバンコクのそれと変わらない印象だ。相変わらずオープンで明るくてピカピカしているタイのお店に驚かされ、日本との違いに圧倒される。呼び込みする嬢はセクシーコスプレで、こんなん絶対できんわーっと例のように思ったのだった。

 

 

 

パタヤバンコクほど日本人が多くはないし、私にとって良いかもしれない。

 

 

 

 

 

 

私はまたビーチ沿いの道を観察しに行った。相変わらず、そこには例の女性たちが沢山いた。やっぱりゴーゴーバーの子よりも、こっちの子たちの方が私に近い。

 

 

 

疲れたので帰って寝ることにした。

 

 

パタヤは眠らない都市。夜でも人が多く、一人でも危険を感じずに歩ける。

 

いやもしかしたら、ただ単に旅に慣れてきただけかもしれない。 

 

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