アンコールワットを経験してからのアユタヤ遺跡は、、、
バンコクに着いた瞬間、なんだか懐かしい感じがした。
ついに戻ってきたかーという感じ。パタヤと比べたらバンコクの雰囲気はかなり良い。そんなバンコクは私の好きな街だ。
しかし、バンコクにはビザの延長以外にはこれといった用はなかった。これからわたしはパンガン島に行くついでに、田舎町に寄ろうとしていた。外国人がいないようなローカル地域にいってちょっとした探検をしたい。
いや、その前にアユタヤに行くんだった。
仏像や寺院なんて興味はないが、遺跡は好きなのだ。
私が予約したゲストハウスは、なんとゴーゴーボーイ通りの真裏だった。別にゴーゴーボーイが好きで狙って予約したわけでは決してない。ここ一帯には綺麗そうなゲストハウスがいくつもあるのだ。安宿があるのはカオサンロードだけではないらしい。カオサンロードはちょっとアクセスが、、、そしてうるさいし。
ゲストハウスのスタッフも優しく、可愛い猫もロビーにいる。名前はミィ、通称みーちゃんだそう。私はここでみーちゃんとよく遊んでいた。ここでみーちゃんを占領してじゃれていると何人かの旅人と会話が生まれる。ヨーロッパ系だったり、台湾人の子が話しかけてきてくれた。みーちゃんは旅人同士をつなぐ良い猫だった。
ここで何日かまったり過ごした後、日帰りでアユタヤに向かった。
アユタヤにはツアーでいこうと思っていたが、列車で行くことにした。異国で列車に乗るのはロマンがあるからという単純な理由。そして一番安いルートが列車だった。
朝早く起きて準備をして、フアラムポーン駅に行く。そしてこのフアラムポーン駅からはマレー半島を下る路線もある。あの沢木耕太郎もこのルートを使ったという、憧れと旅人のロマンであるマレー半島南下路線がある。近々これに乗ると思うとウキウキしてくる
チケットの購入は予想以上に簡単だった。指定のホームへ行き、列車に乗り込んだ。
タイの列車は古びた感じで、中国の列車以上に異国情緒が溢れている。でもやっぱり、窓から見える生活感あふれる景色だったり、ちょっとした緑だったり、中国や日本とはかけ離れた窓越しの光景である。これを200円弱で経験できるなんてお得すぎる。
2時間もするとアユタヤに到着した。
アユタヤ駅に着くとトゥクトゥクがおり、一時間250バーツでチャーターできた。めちゃくちゃ安い。2ヶ月ほど前にトゥクトゥクに乗ったときは、カオサンロードから5分ぐらいで100バーツも取られたというのに、、、。ただぼったくられただけかもしれないけど。
このドライバーはとても良いドライバーで、ちょっとしたガイドもしてくれた。うるさ過ぎず静かすぎず、話し相手として丁度良い人だった。
しかし、肝心の遺跡はというと、あまりピンと来なかったというのが正直な感想だ。
私は以前アンコールワットという最高の遺跡を見ていたので、どうしてもアンコールワットと重ねてしまう。スケールの大きさを比べてしまうと、アユタヤにはあまり惹かれなかった。
遺跡の成り立ちや歴史も、どれもアンコールワットの方が素人目には興味深いし入り込みやすいものだった。その時は友達と一緒だったというのもあるかもしれないが。
アユタヤ遺跡はアユタヤ遺跡の深みがあるはずだが、ちょっと外見と雰囲気が似すぎていて嫌でも比較してしまう。
木に埋まった顔も、「あ、これ割と有名なアレだ」って感じで。そんなに感動せず。
夕方に観光を終えて、アユタヤ駅に帰ってきた。
そして列車でバンコクまで帰り、定宿に帰還した。
アンコール遺跡群にいってなかったら、アユタヤは楽しかったのかもしれない。
ベンメリアとか特にイケてたなぁと。
私はアユタヤにジブリ感を求めていたのかもしれない
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